鞆鯛網一泊吟行

   広島ランブルメンバーの句

           日差子主宰特選句(2021年))     
  
  倉敷一泊吟行、
        千歳楽

 過年度の
   主宰特選句

  2019.20年

  2017.18年

     1月(ネット句会)
      我慢てふ黙や地を這ふ冬の草
      寒夕焼小焼チャイムの染み渡る
      寒林抜く己の影を取り戻し

     2月(ネット句会)
      一滴の音に始まる雪解かな
      山籟を縦に束ねて瀧凍てる
      佳き噂うぐひす餅に噎せながら(兼題:鶯餅)


    
3月
      十年を語るは易し沈丁花
      父遺す庭の大甕水温む
      手毬麩の跳ねたる椀や春の膳

     4月 
      漆黒の堂の堂々雲雀東風
      鞆の津の船番所跡別れ霜(兼題:別れ霜)
      落花しきり空とふ余白纏ひつつ

     5月(ネット句会)
      句読点なき恋文やリラの花
      春昼や黄色く匂ふカミツレ茶
      母の日や母の知らざる街にゐて(兼題:母の日)

     6月(ネット句会)
      薔薇園の岐路すぐにまたつながって
      レース編みこころ模様を整へり
      背筋がプールの水を割つていく
                       兼題句薄暑の特選無し
      
     7月
      裔にして植田守るや平家谷
      黒南風やガレのランプの赤葡萄
      凌霄や漁村の路地は海に抜け
                       兼題句万緑の特選無し

     8月
      釣人の並ぶ埠頭の夜涼かな
      包丁を拒む大茄子黒光り
      秋立つや笹舟すべる大盥(兼題:立秋

     9月(ネット句会)
      ふる里を卓にのせたる零余子飯
      蜩や口三味線の島の唄
      なか空の風にとまりぬ赤とんぼ
                       兼題句秋草の特選無し


   孝子
  
瑞憲
  
苦楽


   苦楽
   千恵子
   新治


   新治
   豊月
   瑞憲


   新治
   豊月
   苦楽


   晶子
   新治
   奈央子


   新治
   晶子
   瑞憲



   豊月
   千恵子
   苦楽



   千恵子
   あつ子
   あつ子


   瑠美子
   千恵子
   千恵子